じゃがいも殿堂レシピ
【フレンチの巨匠が指南する極上フライドポテト⑤】ワッフルのような格子状!美しい網目が奏でる軽快な食感のハーモニー『ポム・ゴーフレット』/銀座「ラフィナージュ」髙良シェフ直伝!

【フレンチの巨匠が指南する極上フライドポテト⑤】ワッフルのような格子状!美しい網目が奏でる軽快な食感のハーモニー『ポム・ゴーフレット』/銀座「ラフィナージュ」髙良シェフ直伝!

dancyu秋号「じゃがいも殿堂レシピ」特集で、銀座「レストラン ラフィナージュ」の高良康之シェフに披露していただいた「華麗なるフライドポテト七変化」より、ワッフル状の「ポム・ゴーフレット」をご紹介。フランス語でワッフルを意味するゴーフルの、小さなサイズがゴーフレット。波刃のスライサーを使い、網目状にスライスをする工程も楽しい。断面が多いから、普通のポテチよりも軽やかさが倍増します。

教える人

「レストラン ラフィナージュ」オーナーシェフ 高良康之さん

「レストラン ラフィナージュ」オーナーシェフ 高良康之さん

たから・やすゆき●ホテル勤務を経て渡仏。帰国後は名だたる店で副料理長、料理長を歴任し、「銀座レカン」総料理長を経て2018年に自身の店「レストラン ラフィナージュ」をオープン。古典を網羅する博識を土台にした、現代的な料理に定評がある。

【フライドポテトの基本の極意】三つの“きる”を丁寧に

1)じゃがいもの繊維に沿って切る
じゃがいもにも繊維の向きがあり、メークインは縦長の方向。ポム・フリットなどは繊維に沿って切ることで火が通っても折れにくく食感もよくなる。ポム・スフレは中に気泡をつくり、剥がして膨らませるため、繊維に沿って切ることが必須。
1)じゃがいもの繊維に沿って切る
1)じゃがいもの繊維に沿って切る
2)ペーパーでしっかり水気をきる
加熱で焦げつきやすいでんぷんを、水にしばらくさらして落とす。キッチンペーパーの上に並べ、上からも押さえて水気をしっかりきるのを忘れずに。このひと手間で、じゃがいもから余分な水分が抜け、油はねも抑えられ、均一な揚げ上がりになる。
2)ペーパーでしっかり水気をきる
2)ペーパーでしっかり水気をきる
3)ザル→ペーパーの順で油をきる
揚げたてをすぐキッチンペーパーにのせると、油がしみ込んだ紙の上で熱がこもり、べちゃっとしてしまう。まずはザルに上げて数回振り、余分な油をしっかりときる。塩をまぶしてさらに振ってからペーパーに広げるとカラッとした仕上がりになる。
3)ザル→ペーパーの順で油をきる
3)ザル→ペーパーの順で油をきる

材料材料

じゃがいも適量(メークイン)
揚げ油適量(*)
塩適量(伯方の焼塩が望ましい)

*品種は「メークイン」:フランス料理に使うじゃがいもの多くは、煮くずれしにくくしっとりなめらかなメークイン系。もちろんポム・フリットにも。
*ひまわり油や菜種油など、くせのないプレーンな油が最適。このレシピには白絞油を使用。

1切る

じゃがいもは皮をむき、波形の刃のスライサーで繊維を断つ方向に切り、次は断面を90度回して切る作業を繰り返しながら、ゴーフレット(ワッフル)状にする。水にさらしてから、しっかりと水気を取る。

切る

2揚げる

180℃に熱した油に重ならないように入れ、一度揚げにする。表面が固まったら浮いて泳ぎ出すので、油に沈めながら全体がムラなく色づくように揚げる。他と同様に油をきって塩をふる。

揚げる
完成

歯切れのよい食感にするため、これだけは繊維を断つ方向にスライスするのがポイント。網目のサクサクと軽やかな歯ざわりと、厚い部分の少しねちっとした食感の両方が味わえる。

26年秋号「じゃがいも殿堂レシピ」
26年秋号「じゃがいも殿堂レシピ」
ホクホク、シャキシャキ、サクッ、とろ~り。切り方や調理法でガラリと食感が変わり、食いしん坊を惹きつけてやまない、定番野菜の絶対的王者。それがじゃがいも! 圧倒的な旨さに食卓がどよめく、殿堂入りの68レシピをお届けします。

店舗情報店舗情報

レストラン ラフィナージュ
  • 【住所】東京都中央区銀座5-9-16 GINZA-A5 2階
  • 【電話番号】03-6274-6541
  • 【営業時間】12:00〜13:30(L.O.)、18:00〜20:00(L.O.) *要予約
  • 【定休日】月曜 第3火曜
  • 【アクセス】東京メトロ「銀座駅」A5出口より1分

※文中の高良さんのお名前の漢字「高」は、正しくは“はしごだか”です。ブラウザ上で正しく表示されない可能性があるために「高」と表示しています。

文:鹿野真砂美 撮影:宮濱祐美子

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。

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