夏はガツンと肉中華
【ようこそ!俺酒場「田舎の大鵬」⑤】ピリ辛のザーサイが味の決め手になる"搾菜炒鶏丁"(鶏肉とザーサイの炒め物)

【ようこそ!俺酒場「田舎の大鵬」⑤】ピリ辛のザーサイが味の決め手になる"搾菜炒鶏丁"(鶏肉とザーサイの炒め物)

シェフがもし家で酒場を開いたら、どんなつまみを出すのだろう……。という妄想でスタートしたdancyuWEB連載「ようこそ!俺酒場」が、dancyu2026年夏号に登場。『田舎の大鵬』渡辺幸樹シェフに俺酒場メニューを5品考案していただきました。4品目は、ピリ辛な味つけのザーサイを調味料使いして炒める搾菜炒鶏丁(ジャーツァイチャオジーディン)です。

ジャンクな味が、呑ませてくれる

ここで再び鶏肉の登場。
本来は肉絲(細切り)にする炒め物だが、慣れないと難しいので、おおらかに角切りでいこう。合わせるのはザーサイ、それもシンプルな塩漬けでなくピリ辛味のタイプ。

「ちょっとジャンクな味が、飲ませる調味料になってくれます」

炒め物といえば強火&短時間で勢いよくあおるイメージだが、フライパンに食材を広げたら、触らず気長に焼きつけていく。料理しながらちびちび飲みたい派にもうれしいレシピなのだ。

渡辺シェフ
「中国は漬物と一緒によく炒めます」と渡辺シェフ。

搾菜炒鶏丁(鶏肉とザーサイの炒め物)のつくり方

材料材料 (3~4人分)

鶏胸肉1枚
ザーサイ100g(ピリ辛味、角切り)
長ねぎ1本(白い部分)
生姜30g
A
・ 紹興酒6g
・ 塩3g
・ 白胡椒少々
卵白小さじ1(残りは雑炊に使う)
片栗粉大さじ1
米油50g
ふたつまみ
醤油小さじ1
黒酢大さじ1
胡麻油小さじ1/2

1

胸肉は皮を外し(皮は雑炊用のスープに入れる)、厚みを揃えるようにして切ってから一口大の角切りにする。Aを加えてしっかりともみ込み、卵白をからめ、片栗粉と米油大さじ1(分量外)を加えてさらに混ぜ合わせる。

胸肉

2

ねぎは半割りにしてから斜め薄切り、生姜は5mmの厚さにスライスしてせん切りにする。

ねぎ

3

フライパンに米油を入れて強火にかけ、ねぎと生姜を広げ入れてそのまま触らず焼きつける。焼き目がつき始めたらザーサイ、胸肉を加えて全体をざっと混ぜ合わせる。しばらく置いて焼き目がついたら上下を返し、八割方火が通ったら塩と醤油を加え、フライパンをあおりながら炒め合わせる。火を止めて黒酢と胡麻油を加えて混ぜ合わせる。

焼きつける
完成
しっかりコーティングした胸肉はパサつかずなめらかな食感。ねぎや生姜の香味と食感もいい。発酵唐辛子入りのザーサイに合わせ、甘味と酸のバランスがいい赤白ブレンド“MEGAMIX”を。

教える人

「田舎の大鵬」オーナーシェフ 渡辺幸樹さん

1981年京都生まれ。父が開いた「大鵬」に2006年に入店し、親子で腕を振るう。四川や雲南を中心に中国にも足繁く通い、現地の技術を吸収。2021年「田舎の大鵬」をオープンした。

店舗情報店舗情報

田舎の大鵬
  • 【住所】京都府綾部市八津合町山ノ神65‐1
  • 【電話番号】なし(予約はインスタグラムのDMから)
  • 【営業時間】3月~6月は12:00~ 7~9月は17:30~
  • 【定休日】毎月1日、他に不定休あり
  • 【アクセス】JRほか「京都駅」より車で約1時間半
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dancyu2026年夏号
A4変型判(160頁)
2026年6月5日発売/1,500円(税込)

文:本庄 彩 撮影:エレファント・タカ