
こんな繊細なニョッキは初めてだ! ふわふわと柔らかく、口に入れると砂糖菓子のように儚くほどけて消え、後にじゃがいもの香りがふわりと広がる。芋好きを虜にするこのスペシャルなニョッキ2皿を、東京・世田谷のイタリアン「igora」の坂井務シェフに教えてもらいました。二皿目は「椎茸ソースのニョッキ」です。
ソースの具材は椎茸のみ。半分は油で煮て旨味を引き出し、もう半分は仕上げに加えて香りを生かすのが、重層的な美味の秘密です。
| ニョッキ | 15個(※) |
|---|---|
| 椎茸 | 2個 |
| オリーブオイル | 10g |
| 塩 | ひとつまみ(1g) |
※セージバターのニョッキの基本のニョッキのつくり方を参照してください。
椎茸は石突きを取り除いてから笠と軸に分け、それぞれ薄くスライスする。2個とも同様にスライスするが、加熱のタイミングが異なるので1個分ずつ分けておく。

フライパンにオリーブオイルと椎茸1個分を入れ、中火で炒める。塩を加え、淡いきつね色に色づくまでさらに炒めたら水70mlを加える。

椎茸の残り1個分を②に加えて炒め合わせ、しんなりしたら火を止める。椎茸は2回に分けて投入するのがコツ。

大きい深鍋に湯を沸かして1%の塩(分量外)を加える。十分に沸騰したらニョッキをそっと入れる。
ニョッキが浮いてきたら穴あきお玉で優しくすくい取り、③に入れる。弱火にかけながら、フライパンを揺すってソースをからめ、手早く皿に盛る。


福岡県出身。都内のイタリア料理店で経験を積み30歳で渡伊。フリウリなど北イタリアを中心に腕を磨く。料理教室も不定期開催。
坂井さんが目指すのは食後も体が軽いイタリアン。日本各地から届く食材を生かした料理は、繊細で優しく独創的。アラカルトも多彩でナチュラルワインと気軽に楽しめる。



文:上島寿子 撮影:鈴木泰介